クルミの仲間                 
   

    クルミの仲間

  

    広島県に自生するクルミの仲間3種と外来種1種の区別
     ーノグルミ、オニグルミ、サワグルミ、シナサワグルミ(外来種)ー


   1)花による区別

ノグルミの雄花序

オニグルミの雄花序

サワグルミの雌花序

シナサワグルミの雄花序

    ①ノグルミ:枝の上に棒状の雄花序が10本前後かたまって突き出るように付きます。
     雌花序は雄花序の真ん中に1本付きます。この写真ではまだ雌花序は出てきていません。
    ②オニグルミ:雄花序は前年枝の葉腋から5個前後垂れ下がって付き、
     雌花序は新枝の先に1個直立して付きます。
    ③サワグルミと④シナサワグルミ:両種は雄花序、雌花序共に枝から垂れ下がって付きます。


   2)実による区別

ノグルミ

オニグルミ

サワグルミ

シナサワグルミ

    ①ノグルミ:ヤシャブシ類と同じような実で松ぼっくりの実を小さくしたような形をしている。
    ②オニグルミ:クルミ類の中で唯一食することが出来る実で、ピンポン球を一回り小さくした
     ぐらいの大きさで、丸い実が葉腋に数個かたまって付く。
    ③サワグルミと④シナサワグルミ:花穂と同様たくさんの実が枝からぶら下がって付きます。