コブシの仲間

    コブシ、タムシバ、(参考)ハクモクレンの区別


    ・コブシは北海道~九州の山野に自生しますが東日本に多い。
    ・タムシバは本州、四国、九州の山地に自生し、特に西日本に多い。
    ・ハクモクレンは中国原産です。

  

  1)花の様子 ①コブシ ②タムシバ ③ハクモクレン


コブシの花

タムシバの花

ハクモクレンの花
 

     ①コブシ:開花時、花の下に葉が1枚出ているのが大きな特徴です。
         白色の花弁が6枚、緑色の小さな萼片が3枚付いています。
     ②タムシバ:開花時に花の下に葉は出ません。
       白色の花弁が6枚、白色の小さな萼片が3枚付き花弁のように見えます。
     ③ハクモクレン:タムシバ同様、開花時に花の下に葉は出ません。
       白色の花弁が6枚と花弁と同じ大きさの白色の萼片が3枚付き花弁が9枚あるように見える。


  2)葉による区別 ①コブシ ②タムシバ ③ハクモクレン


コブシの葉

タムシバの葉

ハクモクレンの葉

     ①コブシ:葉はタムシバとハクモクレンの中間の大きさで、幅は広くなく細長い形です。
     ②タムシバ:この中では最も細長い形で大きさの上でも最も小さい葉です。
     ③ハクモクレン:3種の中で最も大きな葉で、縦と横幅が同じような長さで先が短く突き出る。