カシの仲間            

        カシの仲間

    広島県に自生するカシ7種の葉による区別
  ーアラカシ、シラカシ、ウラジロガシ、アカガシ、ウバメガシ、ツクバネガシ、イチイガシー


  ①アラカシ ②シラカシ ③ウラジロガシ ④アカガシ

アラカシ

シラカシ

ウラジロガシ

アカガシ

    ①アラカシ:葉はシラカシやウラジロガシのように細長くない。鋸歯は葉の上半分までで鋭い。
    ②シラカシ:葉の形は細長く、ウラジロガシに似ている。鋸歯はアラカシほど鋭くはない。
    ③ウラジロガシ:葉の形は細長く、葉の裏は名前の通り白い。鋸歯は大変鋭く針状に尖っている。
    ④アカガシ:葉はカシの中では最も大きい。葉柄が長いことと鋸歯がないのが大きな特徴です。


  ⑤ウバメガシ ⑥ツクバネガシ ⑦イチイガシ ⑧(参考)シリブカガシ(スダジイの仲間)

ウバメガシ

ツクバネガシ

イチイガシ

シリブカガシ

    ⑤ウバメガシ:葉はカシの仲間としては特異的で、長細くなく大きな葉ではありません。
      葉の縁が裏の方に少し巻いています。
    ⑥ツクバネガシ:葉の先の方に少し鋸歯があります。鋸歯がない葉もあり鋸歯が目立たない
     のが特徴です。葉形はシラカシに似ていますが、葉先はシラカシほど長く伸びません。
    ⑦イチイガシ:他のカシ類と異なり、葉の先の1/3あたりの幅が一番広いのが大きな特徴です。
    ⑧(参考)シリブカガシ:カシの名がついていますが、スダジイの仲間です。葉は全縁です。
     最大の特徴は秋に花が咲き、同時期に昨年の花の実が熟してドングリが付いていることです。