ハイノキの仲間                 
 

      ハイノキの仲間

    広島県に自生するハイノキ科8種の区別ー花の咲く順番ー
     ークロキ(3~4月)、クロバイ(4~5月)、ハイノキ(4~5月)、
      サワフタギ(5~6月)、タンナサワフタギ(6月頃)、ミミズバイ(7~8月)、
      カンザブロウノキ(8~9月)、シロバイ(9月)ー

 

    広島県には上記8種のハイノキ科の樹が自生しており、そのうち常緑性が6種、落葉性が2種です。
     カンザブロウノキとシロバイの花は未観察です。
     シロバイ:広島県では,沿岸部と島嶼部にきわめて稀に自生し、宮島では大川の谷には多い。
     緑井の宇那木神社や下深川の亀崎神社には個体数が多い。


    1.常緑性のハイノキ  クロキ、クロバイ、ハイノキ、ミミズバイ



クロキの花

クロバイの花

ハイノキの花

ミミズバイの花

     ハイノキ科の花は何れも花弁が小さく、たくさんの長い雄しべが突き出ているのが特徴です。
     その中でハイノキの花弁は比較的大きいため、花としては見栄えがして綺麗です。



クロキの実

クロバイの実

ハイノキの実

ミミズバイの実

     ハイノキ科の実は落葉性のハイノキであるサワフタギ、タンナサワフタギに実が丸いのに
     対して楕円形です。


    2.落葉性のハイノキ  サワフタギ、タンナサワフタギ



サワフタギの花

タンナサワフタギの花

サワフタギの実

タンナサワフタギの実

     サワフタギ、タンナサワフタギは1つの花序にたくさんの花を付けるのでハイノキ科の中では
     豪華に見えます。両者の大きな違いは実の色が異なることで、サワフタギは非常にきれいな
     青い実に対してタンナサワフタギの実は黒い実です。