広島県には上記8種のハイノキ科の樹が自生しており、そのうち常緑性が6種、落葉性が2種です。
カンザブロウノキとシロバイの花は未観察です。
シロバイ:広島県では,沿岸部と島嶼部にきわめて稀に自生し、宮島では大川の谷には多い。
緑井の宇那木神社や下深川の亀崎神社には個体数が多い。
1.常緑性のハイノキ クロキ、クロバイ、ハイノキ、ミミズバイ
クロキの花 |
クロバイの花 |
ハイノキの花 |
ミミズバイの花 |
ハイノキ科の花は何れも花弁が小さく、たくさんの長い雄しべが突き出ているのが特徴です。
その中でハイノキの花弁は比較的大きいため、花としては見栄えがして綺麗です。
クロキの実 |
クロバイの実 |
ハイノキの実 |
ミミズバイの実 |
ハイノキ科の実は落葉性のハイノキであるサワフタギ、タンナサワフタギに実が丸いのに
対して楕円形です。
2.落葉性のハイノキ サワフタギ、タンナサワフタギ
サワフタギの花 |
タンナサワフタギの花 |
サワフタギの実 |
タンナサワフタギの実 |
サワフタギ、タンナサワフタギは1つの花序にたくさんの花を付けるのでハイノキ科の中では
豪華に見えます。両者の大きな違いは実の色が異なることで、サワフタギは非常にきれいな
青い実に対してタンナサワフタギの実は黒い実です。