ブナとイヌブナ

　　　　ブナとイヌブナの区別

　　　　①葉による区別
　　　　　・ブナの側脈数は10対前後でイヌブナは15対前後あり、イヌブナの方が多い。
　　　　　　ブナとイヌブナの最大の特徴は、葉の縁が綺麗な波型で側脈の先端が葉の縁の窪んだ場所に
　　　　　　達していることです。
　　　　　　通常の葉では、側脈の先端は葉の縁の鋸歯の尖った部分に達しています。

　　　　②樹皮による区別 　　

　　　　　・ブナ：地衣類や苔が付着してできた白っぽい斑模様がありますが、樹皮の表面は滑らかです。
　　　　　・イヌブナ：地衣類はあまり付着することがないので、斑模様はほとんどありません。
　　　　　　樹皮は黒灰色で縦の筋が入り、老木では縦に剥がれてきます。