ヤマヤナギ(山柳)(ヤナギ科ヤナギ属  落葉低木~小高木 雌雄異株)

                 
全国分布本州(京都府、和歌山県以西)、四国、九州
県内分布中国山地の尾根筋などに自生
  

   西日本の山地に見られるヤナギの代表種で、中国山地の標高の比較的高い地域に自生します。
   ヤマヤナギの葉はシダレヤナギの様に細長くなく、通常の樹の葉型をしています。
   名前の由来:丘陵から山地にかけて自生するヤナギの意。  


雄花 (2016/05/29 愛媛県 寒風山)

 花期は3月で、葉の展開と同時に開花します。雄花序は長さ2.5~5cmで、無柄です。雌花序は長さ3~5cmです。

雄花 (2014/05/23 大分県 九重)

 日当たりのいい山地や丘陵に自生し、樹高は0.6~5mになります。 六甲山、石鎚山。九州では普通に見られます。

実 (2014/05/24 大分県 九重)

 果実は蒴果で、5月に成熟して裂開し、白い綿毛をまとい小さな種子を多数出します。 開花時期は3月下旬で、葉の展開と同時に長さ3~6cmの尾状花序をだします。

葉 (2014/05/24 大分県 九重)

 葉は長さ6~14cmの長楕円形で互生し、葉の先は尖り縁には内側に曲がった鋸歯があります。 新葉の縁は巻きません。