ヤマシグレ(山シグレ)(レンプクソウ科ガマズミ属 落葉低木)

                 
全国分布本州(近畿地方以西)、四国、九州
県内分布低山地域から中国山地に自生
  

   広島市近郊の山には見られませんが、少し山深い所に自生します。県西部には多い。
   初夏に咲く赤い小さな花も可愛いですが、秋に赤く色づいた葉が綺麗です。
   名前の由来:シグレはガマズミの方言であるシブレが転訛。  


花 (2015/06/23 大野権現山)

 開花時期は6~7月で、枝先に紅色を帯びた小さな花を多数つけます。 山地から丘陵の林内や林縁に自生し、樹高は1~2mになります。

若い実 (2016/07/15 大分県 九重)

 果実は長さ約7mmのやや扁平な広卵形で、9月に赤色から黒色に熟します。

群生 (2016/07/15 大分県 九重)

葉 (2016/10/23 島根県 匹見峡)

 葉は対生し、縁に低くて目立たたない鋸歯があります。葉は晩秋に淡い赤色に紅葉します。 葉の両面にやや光沢があり、冬芽は裸芽で細長いことからガマズミなどと区別できます。

紅葉 (2014/11/03 石ケ谷峡)