ヤマブキ(山吹)(バラ科ヤマブキ属 落葉低木)

                 
全国分布北海道、本州、四国、九州
県内分布低山地域の山地の渓谷沿い等に自生
 
  

   広島市近郊ではあまり見かけませんが、中国山地に近い川沿いや渓谷に多く自生しています。
   ヤマブキの花は鮮やかな黄色い黄金色で、昔から多くの人に愛されてきた花です。
   名前の由来:枝が風に揺れる様子から「山振(やまぶり)」と呼ばれ、それが転訛。諸説あり。  


花 (2017/05/02 三段峡)

 山地の谷川沿いなどの湿った所によく自生し、樹高は1~2mになる。俳句では春の季語になっています。

花 (2017/05/02 三段峡)

 花期は4~5月で、前年枝から伸びた短い枝先に鮮やかな黄色の花を咲かせる。花弁は5枚で先は僅かにへこんでいます。 果実は約4mmの広楕円形で、1~4個が集まって付き9月頃に熟して暗褐色になる。

群生 (2019/04/18 三段峡)

葉 (2017/04/21 福井県 小浜)

 葉は全体としては細長く、葉先は長く伸びて鋭く尖ります。葉の基部は円形またはハート形で、縁には目立つ重鋸歯があります。 葉は互生しますが、シロヤマブキの葉は対生します。ヤマブキはヤマブキ属ですが、花が白いシロヤマブキはシロヤマブキ属に属します。

(参考)八重咲の花 (2016/04/09 庭木)