ヤマアジサイ(山紫陽花)(アジサイ科アジサイ属 落葉低木)

                 
全国分布本州(関東地方以西)、四国、九州
県内分布低山地域から中国山地に自生
 
  

   比較的標高の高い地域に自生しており、広島市近郊の山には自生していません。
   ヤマアジサイの花の色は白から紫、赤っぽい色のものまであり多彩です。
   名前の由来:山に自生するアジサイのこと。  


 

花 (2017/06/18 三段峡)

 開花時期は6~8月で、小さな両性花多数と長い柄のある装飾花をつけます。 花の色は白色、淡い青紫色、淡い紅色など変化が多いのですが、初め白色~淡青色で、のちに淡紅色に変わるものが多い。

花 (2014/06/14 鳥取県 大山)

 関東地方では白い花が普通ですが、西日本では青色系の花が主流です。

 

花 (2017/06/18 三段峡)

 観賞用のアジサイは野生のアジサイの花序全体が装飾花に変化したもので古くから栽培されていました。

花 (2016/07/15 大分県 九重)

 

花 (2017/06/18 三段峡)

 未観察ですが、果実は3~4mmの卵形から楕円形で、10~11月に熟します。

花 (2017/06/18 三段峡)

 冷温帯の山地の谷沿いなど湿った林内に自生し、樹高は1~1.5mになります。

葉 (2014/06/14 鳥取県 大山)

 葉身長10~15cm、幅5~10cmの長楕円形で、鋸歯は三角状のやや粗いものから波状のものまで変化があります。 ガクアジサイに比べ葉は薄く、表面の光沢は強くありません。葉は対生します。