ヤブコウジ(藪柑子)(サクラソウ科ヤブコウジ属 常緑低木)

               
全国分布北海道(奥尻島)、本州、四国、九州
県内分布瀬戸内の島および沿岸地から山地に自生。
  

   広島市近郊の山にもよく自生しています。
   実は赤くてよく目立ちますが、花は大変小さいので見逃してしまうことが多い。
   名前の由来:藪の中に生えて、葉や果実がミカン科のコウジに似ることから。  


花 (2015/07/11 三倉岳)

 開花時期は7~8月で、葉の腋から散形状に白色の小さな花を下向きに葉に隠れるように2~5個付けます。

蕾 (2015/06/23 大野権現山)

 

実 (2014/11/27 絵下山)

 果実は直径5~7mmの球形で、10月頃に赤く熟します。

 

実 (2019/01/11 極楽寺山)

 沿岸地域から山地の照葉樹林内に自生し、樹高は10~20cmになります。

葉 (2015/06/23 大野権現山)

 葉身長4~13cmの楕円形で、3~5枚が輪生状に互生し、縁に細かい鋸歯があります。 地面を這う匍匐茎がありますが、ツルコウジと異なり、匍匐茎には葉は付きません。

 

群生 (2019/01/11 極楽寺山)