ヤブデマリ(藪手鞠)(レンプクソウ科ガマズミ属 落葉小高木)

               
全国分布本州(関東地方以西)、四国、九州
県内分布低山地域から中国山地の渓谷に自生
  

   広島県では八幡湿原などで観察できましたが、実はまだ観察できていません。
   ヤブデマリはカンボクやムシカリの花と同様アジサイに似てますが、ガマズミの仲間です。
   名前の由来:藪に自生し、手鞠のように花を咲かせることから。  


花 (2019/05/12 布野)

 開花時期は5~6月で、枝先に直径5~10cmの大きな散形花序を出します。 花序の中心部には小さな両性花が多数付き、その周囲を白い装飾花を付けます。 装飾花は白い花弁が5枚あり、その中の1~2片が特に小さいことが特徴です。

花 (2019/05/12 布野)

 (未観察ですが)果実は核果で長さ約6mmのやや扁平な楕円形で、8月に赤色から黒色に熟します。 果実が熟す頃には、果序の枝や果柄も赤くなります。

蕾 (2017/04/21 福井県 小浜)

 山野の川沿いや谷沿いに自生し、樹高は2~6mになります。

葉 (2017/04/21 福井県 小浜)

 葉身長5~12cmの卵形~楕円形の葉で、対生し、鋸歯は山形でよく目立ちます。葉柄は本属の中では長く1~3cmあります。