ツルシキミ(蔓樒)(ミカン科ミヤマシキミ属 常緑つる性)

                 
全国分布北海道~九州の多雪地帯
県内分布中国山地の多雪地帯に自生
 

  広島県では十方山、三段峡、白木山で観察しました。中国山地や多雪地帯に多く自生します。
  地面を匍匐するつる性のミヤマシキミで花、実や葉もミヤマシキミにそっくりです。
  名前の由来:幹が蔓のように地面を這い枝や葉の様子がシキミに似ることから。  


花 (2019/04/18 三段峡)

 花期は3~5月で、ミヤマシキミ同様、円錐花序に多数の白い花をつけます。

花 (2015/04/26 十方山)

 葉身長は概ね6cm以下で短く、葉の幅は広い。

実 (2018/10/31 大分県 九重)

 果実は秋に赤く熟します。

 

実 (2014/12/02 白木山)

 ミヤマシキミとの中間形もありますが、ツルシキミの幹は地上を這い、あまり枝分かれしません。樹高は30~50cm前後です。

若い実 (2014/05/24 大分県 九重)

群生 (2014/05/24 大分県 九重)