チシャノキ(萵苣の木)(ムラサキ科チシャノキ属 落葉高木)

                   
全国分布本州(中国地方)、四国、九州、沖縄、朝鮮(済州島)、中国
県内分布沿岸部の河川に沿って稀に自生
 

   広島県では,沿岸部の河川に沿って稀に自生しており、しばしば神社などに植栽される。
   花序が大きくてたくさんの花を付けるので、花の時期は遠方からでもよく目立つ樹木です。
   名前の由来:若葉の味がチシャ(レタスの仲間全体の呼び名)に似ていることから。  


花 (2020/06/21 広島城)

 花期は6~7月で、枝先に長さ12~15cmの円錐花序をだし白い小さな花を多数付ける。 実は直径4~5mmの球形で9~10月に橙黄色に熟す。

花 (2020/06/21 広島城)

 

葉 (2020/06/21 広島城)

 葉身長7~20cmの比較的大きな葉で縁には細かい鋸歯がある。 若葉の味がチシャ(レタス)に似ていることからチシャノキの名前がついた。 若葉は食べられます。

樹皮 (2020/06/21 広島城)

 

全体 (2020/06/21 広島城)

 河川に沿って稀に自生し、樹高は10~20mになる。広島市比治山神社には大きな木がある。 福岡県の大宰府天満宮に天然記念物の大木があります。