全国分布 | 本州、四国、九州 |
県内分布 | 低山地域から中国山地の渓谷に自生 |
開花時期は5月頃で、淡緑色の花が総状に付きます。雌雄別株で、雌花序、雄花序、両性花があります。 雄花には雄しべが4~10個あります。
雌しべの花柱が細長く2つに分かれ目立ちます。子房には白色の軟毛が生えてます。
果実は8~10月に熟し、長さ2.5~3cmの翼果で、ほぼ直角に開きます。 名前の由来は、果実を千鳥の飛ぶ姿に似ていることから付けられました。
葉形がサワシバやクマシデによく似た不分裂葉のカエデで、平行する多数の側脈が目立ちます。 カエデの仲間であるので対生することが大きな特徴で、サワシバやクマシデに似ていてもこの点で区別できます。
葉身長7~15cmで、平行する18~25対の側脈があります。葉の縁には形の揃った重鋸歯があります。 この写真では葉が対生であることがよく判ります。
秋に黄葉しますが枯れた葉が落ちずに長く残ります。黄葉はすぐに褐色化します。
山地の渓谷、沢沿いなどに群生することが多く、樹高8~15mになります。 三段峡には多く見られます。