全国分布 | 本州、四国、九州、沖縄 |
県内分布 | 沿岸部から中国山地まで広く自生 |
開花時期は6月頃で、本年枝の先に円錐花序を出して、白い花を多数付けます。
瀬戸内の島では宮島の高所にわずかにあるだけです。樹皮には縦に割れ目があり、コルク質がよく発達しています。 山地の尾根や林縁、草原などに自生し、樹高は3~5mになり、サワフタギとも混生しています。
ハイノキ科の樹は西南日本の照葉樹林内に種類が多い。 ハイノキ科の多くはアルミニウムを多量に含み、焼いて得られる灰は染色の媒洗剤に用いられました。 灰を採る木から「灰の木」と付けられました。
果実は長さ6~7mmのゆがんだ卵形で9~10月に黒く熟します。一方、サワフタギの実は綺麗な藍色に熟します。 サワフタギの名称は、沢を塞ぐほどに繁ることから付けられました。タンナは耽羅と書き、済州島のことです。
葉身長4~9cmの卵形で、葉は互生します。 縁はサワフタギより大きく粗くて鋭く、尖った粗い鋸歯があり、鋸歯は先端が内側に曲がる傾向があります。 タンナサワフタギの葉は先端が尾状に長く伸びますが、この点もサワフタギとの区別点です。