全国分布 | 本州(岡山県、広島県) |
県内分布 | 広島県東部と岡山県西部にのみ自生 |
花期は5月中旬で、枝先に白色の花を1個開きます。花弁は4枚で広円形、ヤマブキの5枚と異なります。 丘陵から山地の岩場や林縁に自生し、樹高は約2mになります。自生地は極めて限られる希少種で、環境庁RDB、県RDBに指定されています。 シロヤマブキはヤマブキの白花品種ではなく属も異なります。(ヤマブキはヤマブキ属、シロヤマブキはシロヤマブキ属です。)
葉はヤマブキに似ていますが、ヤマブキの互生に対して、シロヤマブキは対生することが大きな違いで、バラ科で対生の木は非常に珍しい。 縁には鋭い重鋸歯があります。
果実は約7mmの楕円形のそう果で、4個が集まって付き、9~10月に黒く熟し、光沢があります。