全国分布 | 本州(長野県、静岡県以西)、四国、九州 |
県内分布 | 県内の分布は西部に偏っている |
開花時期は4月初旬で、新葉に先立って黄色の花が1~4個集まって咲きます。雌雄異株で、雄株の方が雌株より花の数が多い。 この写真は少し分りにくいのですが、雄しべが見えています。雌花は撮影できていません。
葉の縁は全縁で互生し、葉の上部は3裂するものが多く、葉脈はクスノキ科特有の3脈が目立ちます。ダンコウバイ、カクレミノに似た形ですが、 葉先は尖り、切れ込みの底にポケット状の丸い隙間があることが大きな特徴です。3裂しない葉も混じります。
果実は直径1~1.2cmの球形で、10~11月に緑黄色に熟して裂けます。
大野権現山はシロモジが多く、黄葉の時期は綺麗です。大野権現山といえばベニマンサクで有名なので紅葉はベニマンサクの赤を 期待して散策に行く方が多いと思いますが、大野権現山にはこのほかにカエデの仲間、シデの仲間などの樹木も多いので色々な色の黄葉、紅葉が見られます。
葉芽は細い紡錘状で先が尖り、花芽は丸く短い柄があります。
丘陵から山地に生え、樹高は4~6mになり、樹皮は灰褐色で皮目が多い。