全国分布 | 本州(東海地方、紀伊半島)、四国、九州、沖縄 |
県内分布 | 沿岸部・瀬戸内の島および低山地域に稀に自生 |
実は直径5~6mmの球形で12~3月に赤色に熟します。赤い実の先と腋に黒い点があります。先は雌しべの柱頭の跡で、横は雄しべの跡です。
開花時期は6~7月で、茎の先に2~3個の穂状花序をだします。花には花被がなく、子房の横に黄色の雄しべが1個付きます。
枝先に付いた葉の中心に花や実がつきます。 常緑樹林内に稀に自生し、樹高は50~80cmになります。植栽からの野生化も多く、本来の自生は南日本が中心です。 実が黄色の品種をキミノセンリョウと呼びます。
葉身長10~15cmの楕円形で、先は尖り、縁には粗い鋸歯が目立ちます。枝先に4枚が十字対生します。葉は薄い革質で光沢があります。 よく似たヤブコウジ科のマンリョウの葉は鋸歯が波状です。