全国分布 | 北海道、本州、洲国、九州 |
県内分布 | 瀬戸内の島・沿岸地から低山地域に自生 |
開花時期は5~7月で、葉の腋に白い花を咲かせます。雌雄別株です。 雄花、雌花、両性花があり、雄花と両性花は集散花序に付き、雌花は1個ずつ付きます。 温帯の山地から丘陵の林縁や明るい谷沿いに自生します。
5弁の白い花を下向きに付けますが、マタタビの黄色い葯に対して黒または黒紫色の葯を付けることが最大の特徴でもあり綺麗です。
葉は互生し、細かい刺上の鋸歯があります。葉形は丸みを帯びる傾向があり、円形から長い楕円形まで変異があります。 マタタビに似ていますが、マタタビの最大の特徴である花期に葉が白化することはありません。 マタタビの葉より幅が広く葉柄がマタタビより長めで赤みを帯びることが多い。 マタタビの仲間なのでネコ科の動物の誘引物質であるアクチニジンを含んでいるとのことですが、 その分量が少ないためにマタタビと同じように喜ぶことはありません。
果実は広楕円形~球形で淡緑黄色に熟し、甘酸っぱくておいしい。サルナシの近縁種にキウィがありますが、 実を切断するとそっくりで美味しい。 枝の断面を見ると、髄が膜で仕切られた空洞がありはしご状になっています。マタタビの髄は白く詰まっており空洞はありません。