全国分布 | 本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄 |
県内分布 | 瀬戸内の島から低山地域に自生 |
開花の時期は8月ごろで、雄花は真っ赤な雄しべが薄黄色の花弁に囲まれていて綺麗です。 雌花は緑色の雌しべが雄花同様、薄黄色の花弁に囲まれています。雌雄異株または同株、まれに両性花が付きます。 ただし、花は真夏に咲くのでこの花を探しに出かけることはあまりないと思います。 また、花はひっそりと木陰などに葉に隠れるようにしてい咲いているので見かけることは少ないと思います。
雌雄異株で花被片(花弁と萼片)が9~15枚程で、雄花では花の中央に紅色の雄しべが球状になって付いています。 タイサンボクを小さくしたような可憐な花です。雌花は雄花より少し小さめで、中央に球状の淡緑色の雌しべの集合体があり、白い花柱が目立ちます。
10~11月に球形状に集まったの赤い実を付け、光沢があって大変美しい。枝からぶら下がり真っ赤な艶のある実なので大変目立地ます。
別名のビナンカズラの名前の由来は、かつて若いつるから採った液を整髪に利用したところからきています。
まだ色付いていない若い実です。
葉は互生し、葉身長10cm前後の細長い葉で、低い鋸歯がまばらにあります。幼い枝や個体によっては全縁の葉もしばしば見られます。
少し黄葉した葉も見られます。
林縁や常緑樹林内に自生し、低木や小高木に巻きついています。
別名ビナンカズラと呼ばれ、この名は男性の髪をこの樹液で洗ったことによると言われています。