ルリミノキ(瑠璃実ノ木)(アカネ科ルリミノキ属 常緑低木)

                 
全国分布本州(東海地方以西)、四国、九州、沖縄
県内分布廿日市市大野町の1ヶ所のみ
 

   中国地方に自生していますが、広島県では唯一廿日市市大野町での報告があるだけです。
   綺麗な瑠璃色の実を付ける樹木ですが、花も実も未観察です。
   名前の由来:綺麗な瑠璃色の果実をつけるから。  


葉 (2014/12/07 山口県 三丘ヶ岳)

 葉身長7~15cmの細長い葉で、先は長く伸びることが特徴です。葉は対生し、縁は全縁(鋸歯がない)です。葉は硬くごわごわした質感です。 側脈は60~80度の角度で分岐し、縁の近くで急角度に曲がります。 自生は沿岸部大野町にのみ知られていますが、そこでは個体数は多い。

葉 (2014/12/07 山口県 三丘ヶ岳)

 (未観察ですが)開花時期は7月頃で、葉の腋に花柄を持たない白い小さな花をつけます。 花弁は5枚で内面に白い軟毛が密生しています。 果実は直径約6mmの球形で、晩秋の11~12月に綺麗な瑠璃色に熟します。 沿岸地域から低山の照葉樹林内に自生し、樹高は0.7~1.5mになります。名称は実の瑠璃色から付けられました。