ノブドウ(野葡萄)(ブドウ科ブドウ属 落葉つる性)

全国分布 北海道、本州、四国、九州
県内分布 瀬戸内の島から中国山地まで広く自生

   広島市近郊の野山に普通に自生していますが、中国山地の高所には見られません。
   秋に実を付けますが、青、赤、紫など様々な色に熟しカラフルです。
   名前の由来:野になるブドウということから。  


花 (2015/08/28 鈴が峯)

 開花時期は7~8月で、葉に対生して集散花序をだし、淡緑色の小さな花を多数開きます。

実 (2016/09/25 鈴が峯)

 最大の特徴は、実が熟すにつれて色が変化することで、その多様な色彩りが目を惹きます。 色は空色、紫色、赤色、ピンク色、白色と多彩です。ただ実の味は良くないとのことです。

実 (2017/11/05 山口県 長瀬峡)

 林縁やヤブなど明るい場所に自生し、2分岐した巻きひげを出して低木などに絡みます。 巻きひげは葉と対になって各節から出ます。

 

実 (2016/09/25 鈴が峯)

 この写真では、葉の付いている枝の反対側に実を付けた枝が伸びているのがよくわかります。

 

葉 (2016/09/25 鈴が峯)

 葉身長8~11cmで、ほぼ円形で普通3~5裂し裂片の先は尖ります。時に不分裂の葉もあります。 葉は互生し、縁には粗くて浅い鋸歯があります。