ニワトコ(接骨木、庭常)(レンプクソウ科ニワトコ属 落葉低木~小高木)

全国分布 北海道、本州、四国、九州
県内分布 低山地域から中国山地に自生

   広島市近隣の山から山地に点々と自生しているのを見かけます。
   綿菓子の様な花序をつけるので、花が咲いていればすぐに本種の樹であると気付きます。
   名前の由来:骨折の治療の際の湿布剤に用いたことから。諸説あり。  


花 (2012/05/19 神奈川県 丹沢)

 開花時期は4~5月で、若葉と同時に円錐花序をだし、小さい花を多数付けます。 花の色は普通淡黄白色ときに淡紫色を帯びます。

花 (2014/04/16 福井県 小浜)

 

花 (2016/04/16 三瓶山)

全体 (2014/04/16 福井県 小浜)

 沿岸部では少なく、山地の湿潤な渓谷や林縁および明るい林内に自生し、樹高は3~6mになります。

若い実 (2014/04/16 福井県 小浜)

 果実は3~5mmの球形で、三角錐をさかさまにしたような房状に付けます。6~7月頃南天と同じような赤い色に熟します。

葉 (2018/05/17 八幡湿原)

 葉は奇数羽状複葉で対生します。小葉は花の付く枝では2~3対あります。 小葉は長さ5-15cmの長楕円形また広楕円形で、縁には細かい鋸歯があります。 若い茎は草のように柔らかい。

葉 (2018/10/24 茶臼山)

 花の付かない枝では小葉は3~6対あります。

樹皮 (2014/09/26 極楽寺山)

 樹皮は縦にはっきりとした線の模様が見られ特徴的です。