ニシキギ(錦木)(ニシキギ科ニシキギ属 落葉低木)

全国分布 北海道、本州、四国、九州
県内分布 コマユミの茎にコルク質の板状の翼が発達する型で各地に自生する。

   コマユミとの区別の為、ニシキギであるかどうか翼の有無を確認する必要があります。
   庭木や街路樹としては良く見かけます。秋の紅葉は見事で綺麗です。
   名前の由来:錦とは美しい織物のことを指し、紅葉の美しさを錦(ニシキ)に例えた。  


花 (2020/05/11 古江)

 開花時期は5~6月で、葉腋から集散花序をだし、淡緑色の花を数個開きます。 蒴果は長さ約8mmの狭倒卵形で、熟して裂けると、橙赤色の仮種皮に包まれた種子が1個現れます。

葉 (2017/11/08 街)

 枝にコルク質の翼が発達するのが特徴です。山に自生しているものでは翼が発達しているものは少ない。

紅葉 (2017/11/08 街)

 葉は菱形状で、互生し、一年枝に綺麗に並ぶので、一見羽状複葉にも見える。縁に細かい鋸歯があります。 秋の紅葉が美しく、和名の錦木も紅葉の美しさを錦に例えて付けられました。

全体 (2020/05/11 古江)

 温帯の低地から山地に自生し、樹高は2~3mになります。普通庭園に植栽されます。 帝釈峡など県東部の石灰岩地帯では、コマユミでコルク質の翼が発達したものがあり、ニシキギの自生とされています。 コマユミとの中間形もあります。