ナツフジ(マメ科フジ属 落葉つる性)

全国分布 本州(東海地方以西)、四国、九州
県内分布 瀬戸内の島及び沿岸地から高原面に自生

   広島市近郊の山にも自生しますが、個体数は多くなく花期でなければ気付かないフジです。
   花の色が白く花序も少ないので他のフジに比べて見劣りがします。
   名前の由来:フジに似ていて夏に花を咲かせることから。  


花 (2020/07/16 古江上)

 花期は7~8月で、葉腋から総状花序をだし、白色の蝶形花を多数付けます。

花 (2020/07/16 古江上)

 花はフジの中では一番小さく、花序も多くないので、紫色の花をたくさん付けるフジやヤマフジに比べて絢爛さはありません。

花 (2020/07/16 古江上)

 丘陵から低い山地の林縁などに自生します。つるはノダフジと同じ左巻きです。

実 (2020/08/11 古江上)

 実は褐紫色に熟します。

葉 (2020/07/16 古江上)

 葉は奇数羽状複葉で、小葉は5~7対あります。小葉は長さが2.5~4cmでフジの中では一番小さい。