ミズナラ(水楢)(ブナ科コナラ属 落葉高木)

全国分布 北海道、本州、四国、九州
県内分布 主に中国山地に自生、時に低山地域にも自生する

   コナラより標高の高い山に自生しているので広島市近郊の山では見られません。
   コナラの葉とよく似ていますが、コナラより大型で葉柄がないことではっきり区別できます。
   名前の由来:水分を多く含んで燃えにくいことから。  


実 (2017/10/08 八幡湿原)

 実は長楕円形の堅果で、リスやクマの好物だそうです。 堅果の株は鱗片が瓦重ね状にぎっしりと並んだ核斗に被われています。

葉 (2015/05/05 石ケ谷峡)

 葉はコナラに似ていますが、葉柄がほとんどなく、鋸歯がより粗くて大きく、普通大型の葉なので見分けることができます。 開花時期は5月頃で、本年枝の下部から長さ4~5cmの雄花序を垂らし、上部の葉腋に雌花序を付けます。

 
 

新緑 (2014/05/24 大分県 九重)

 新緑が美しい。山地に自生し、大きいものは高さ35mぐらいの大木になります。ブナとともに日本の温帯林を代表する樹木で、 自生地もほぼブナと重なっています。稀にカシワとの間で雑種を形成します。  

 

紅葉 (2014/10/31 大分県 九重)

 ミズナラの黄葉は年による当たりはずれが少なく綺麗に黄葉します。この写真の樹は黄葉にはまだ少し早いようでした。

樹皮 (2014/05/23 大分県 九重)

 樹皮は鱗片状に剥がれやすく、老木になると縦に深い割れ目が入る。