ミヤマハハソ(アワブキ科アワブキ属 落葉低木)

全国分布 本州、四国、九州、中国
県内分布 中国山地の広葉樹林内に自生

   中国山地など標高のある冷温帯に自生するようで個体数はあまり多くありません。
   秋に熟した黒い実しか観察できていません。葉はコナラに似ている点が大きな特徴です。
   名前の由来:葉がコナラ(別名:ハハソ)に似ていることから。


実 (2018/11/10 三段峡)

 果実は直径約4mmの球形で、9から10月に黒く熟し、枝先に垂れ下げます。 5~6月に枝先に円錐花序を出し、淡黄色の小さな花をたくさん付ける。 (未観察ですが)花期は5~7月で、枝先に円錐花序が垂れ下がり、白に近い淡い黄緑色の小さな花が多数咲きます。 花序の枝がジグザグに曲がるのが特徴的です。

 

葉 (2018/10/31 大分県 九重)

 葉身は5~15cmで、葉の形がコナラに似ています。葉の先は尾状にとがり、葉身基部は葉柄に流れることでコナラとは区別できます。 葉は薄い質感で葉の両面にざらつく毛がある。葉の縁にはコナラの様な粗い波状の鋸歯がある。

葉 (2018/11/02 大分県 九重)

 側脈が7から14対あり、平行にきれいに並んでいます。 名前の由来は、波状の鋸歯のある葉がコナラ(別名ハハソ)に似ていることから付けられました。

 

全体 (2018/10/31 大分県 九重)

 山地に自生し落葉低木で、樹高は3~4mになる。枝は細くて暗紫色を帯びる。 山地の落葉樹林内に自生します。