ミヤマフユイチゴ(深山冬苺)(バラ科 キイチゴ属 つる性常緑低木)

全国分布 本州(埼玉県、神奈川県以西)、四国、九州
県内分布 主として低山地域に自生

   フユイチゴによく似ており、自生場所も同じなので区別には注意が必要です。
   花や実のなる時期も同じですが、葉の形が異なるので区別することが出来ます。
   名前の由来:深山に生育するフユイチゴの意味ですが、広島市近郊の山にも自生します。


花の蕾 (2017/10/17 茶臼山)

 開花時期は9~10月で、葉の腋に円錐花序を出して白い花を数個付けます。花弁が萼より短いのが特徴です。 フユイチゴの場合は花弁と萼はほぼ同じ長さです。

 

実 (2016/11/05 柚木城山)

 実は直径1cm弱の球形で、11~1月に赤く熟し食べられます。甘酸っぱく美味しい。

実 (2017/10/17 茶臼山)

 

葉 (2017/10/17 茶臼山)

 葉は広い卵形で、浅く3~5列します。 ミヤマフユイチゴの葉はフユイチゴに似ていますが、フユイチゴよりやや小さく葉の先が尖っているのが特徴です。 フユイチゴの葉の先端は丸い形です。

 

葉 (2017/10/14 鬼が城山)

 山地の林縁などによく見られます。広島市近郊の野山にもたくさん自生しています。