マサキ(ニシキギ科ニシキギ属 常緑小高木)

                         
全国分布北海道(南部)、本州、四国、九州、沖縄、小笠原
県内分布瀬戸内の島および沿岸地域に自生
 

   瀬戸内の島や沿岸部に自生しています。似島にはたくさん自生していました。
   生垣によく用いられ、ニシキギ科特有の割れた実から赤い種が覗いているのをよく見かけます。
   名前の由来:年中緑の葉をつけている「真青木(マサオキ)」という名が転訛。諸説あり。  


 

花 (2012/06/28 古江)

 

 開花時期は6~7月で、葉腋から集散花序をだし、緑白色の花を多数開きます。

花 (2012/06/28 古江)

葉 (2012/06/28 古江)

 葉身長3~8cmの楕円形の葉で、枝先にやや集まってつき、縁に鈍い鋸歯があります。 葉の質は厚く光沢があり、一見ヒサカキの葉に似ていますが、マサキの葉は対生します。

実 (2017/12/03 似島)

 果実は直径7~8mmの球形の蒴果で、11~1月に淡い紅紫色に熟します。 熟すと4裂して、中から橙赤色の仮種皮に包まれた種子が現れます。

実 (2016/01/06 古江)

全体 (2015/06/07 城ケ崎)

 海岸林や沿海の照葉樹林内に自生し、樹高は2~6mになります。