マルバフユイチゴ(丸葉冬苺)(別名:コバノフユイチゴ)(バラ科キイチゴ属 落葉低木)

                         
全国分布北海道、本州、四国、九州
県内分布低山地域から中国山地の落葉樹林内に自生
 

   吾妻山で観察できましたが、多少標高の高い所に自生するキイチゴと思われます。
   1つの枝に一つしか花を付けないところが可憐で可愛らしいです。
   名前の由来:フユイチゴに葉の形が似ていて、葉が丸く小型であることから。  


花 (2018/06/25 吾妻山)

 花期は5~7月で、本年枝の先に直径約2mmの白色の花を1個付けます。(フユイチゴは枝先に5から10個と多くの花を付けます。) 果実は約1mmの球形で、8~9月に赤く熟し食べられます。

花 (2018/06/25 吾妻山)

 山地の林内に自生し、茎はつる状に地を這って伸びます。沿海地には見られず、比較的寒冷な地を好みます。

葉 (2018/06/25 吾妻山)

 葉の形は名前の通り丸い形をしており、葉の先も丸く、表面には皺が多いので判別は容易です。 葉の基部は心形で互生します。