クコ(枸杞)(ナス科クコ属 落葉低木)

                   
全国分布日本全土
県内分布瀬戸内の島、沿岸地から低山地域に野生化

   草本類に見えるような樹高の低い樹ですが、秋に咲く紫の花は鮮やかです。
   逸出かもしれませんが、広島市近隣の里山で見かけました。
   名前の由来:カラタチ(枸橘)のようにトゲがあり、ヤナギ(杞)のように枝がしなやか。


 

花 (2016/11/10 牛田)

 中国原産とされてますが、自生説もあります。河原や海岸、原野、林縁に自生し、樹高は1~2mになります。

花 (2015/09/30 田方)

 開花時期は8~11月で、初夏から秋まで次々に紫色の小さな花を葉腋に1~4個束生します。

実 (2015/09/21 鳥取県 大山)

 実は長さ1.5~2.5cmの楕円形で、晩夏から初冬にかけて赤く熟し、食べられます。 果実は焼酎に漬けてクコ酒にされた。

葉 (2015/09/30 田方)

 葉身長2~4cmの楕円形の葉で、短枝に束生することが多い。縁は全縁で、互生します。 枝は弓状に曲がって垂れ下がり、若枝には稜があり、葉腋にしばしば刺状の小枝があります。