全国分布 | 北海道、本州、四国、九州 |
県内分布 | 低山地域から中国山地に広く分布 |
開花時期は5~6月で、本年枝の先に散房花序をだし、淡黄色の小さな花を多数開きます。 雌雄同株で、雄花と両性花があります。花序は垂れ下がります。花や若葉は綿毛に覆われて白っぽく見えます。 果実は6~9月に熟し、翼はほぼ水平に開きます。
葉身長5~8cmで、掌状に5~11裂します。縁には鋭い単鋸歯または重鋸歯があります。 葉の大きさはイロハモミジと同じくらいですが、切れ込み数が多いことが大きな差別化点です。 また、全体的に丸い葉形で、切れ込みはイロハモミジほど深くありません。 オオモミジやイロハモミジの葉と異なり、裂片の先は尾状に長くは伸びません。 葉柄や枝に毛が多く、葉柄の長さが葉身の3分の2以上と長いことが特徴です。
冷温帯の山地から丘陵のミズナラ、ブナ、クリなどの林内に自生し、樹高は約10mになります。とくにブナ林に多く生育しています。