コゴメウツギ(小米空木)(バラ科コゴメウツギ属 落葉低木)

                   
全国分布北海道(日高地方)、本州、四国、九州
県内分布中国山地、世羅台地の山地に自生

 

   中国山地に自生しており、広島市近隣の山では見られません。
   名前の通り花はウツギに似ていますがウツギに比べてかなり小さく可愛らしい。
   名前の由来:花が米粒が砕けた小米に似ているから。  


花 (2015/06/08 静岡県 天城山)

 開花時期は5月頃で、本年枝の先または葉腋から短い総状花序をだし、小さな花をつけます。 果実は2~3mmの球形で、9~10月に熟します。

花 (2015/06/08 静岡県 天城山)

葉 (2017/06/01 大分県 九重)

 葉は互生し、長さ2~4cmの卵形で先は細く尖ります。葉の形に変異が多く、典型的な葉は浅く3裂しますが、時に5裂や不分裂の葉もあります。 先端は尾状に尖ります。粗い重鋸歯があり、しばしば切れ込み状となり、鋸歯と区別できないこともあります。

全体 (2017/06/03 大分県 九重)

 丘陵から山地の林縁や明るい林内に自生し、樹高は1~2mになります。