全国分布 | 本州(静岡県西部以西)、四国、九州 |
県内分布 | 瀬戸内の島から中国山地まで広く自生 |
開花時期は4月中旬から5月中旬で、葉が出ないうちに枝先の頂芽から紅紫色の花を1~3個付けます。 ツツジの花の特徴として5弁の花弁のうち上部1枚の中心に昆虫を蜜のある場所に誘うため斑点が付いていて、その斑点の 下には昆虫が蜜を吸うための穴が開いています。
沿岸地域から低山のアカマツ林や尾根に自生し、樹高は2~3mになります。 アカマツ・コバノミツバツツジ群を形成し、とくに花崗岩地帯に多く自生しますが、帝釈峡などの石灰岩地帯にもよく生育しています。 種によって異なると思いますが、ツツジの寿命は800~1000年といわれています。
枝先に3枚の葉が束生することが、ミツバツツジの特徴で、ミツバツツジ類の中では葉はやや小型です。 葉身長2.5~7cmの菱形状で、葉の中央部から少し下が最も幅が広い。 葉の裏がやや白く、葉脈の網目が顕著なことが特徴です。
蒴果は長さ9~12mmの円柱形で、粗い毛が生えていて8~9月に熟します。