全国分布 | 本州(関東地方以西)、四国、九州 |
県内分布 | 低山地域から中国山地に自生 沿岸部にはほとんどなく、瀬戸内の島では宮島にごくわずか自生 |
開花時期は6月上旬で、梅雨時に散房花序をだし、多数の花を付けます。 ヤマアジサイより少し早く、装飾花のない両性花だけを咲かせます。 花の色は淡い紫色で、咲いている姿は非常に清楚な感じがします。
通常青い花を付けますが、稀に白色の花を付けることもあります。
丘陵から山地の林内や林縁に生え、樹高は1~1.5mになります。
花が散った後の長さ約3mmの卵形の若い実です。実の先端に長い花柱と萼が残っています。 透明感のある紫色を帯びた果序の柄と枝は幻想的で美しいです。この綺麗な色は種を運んでもらうため、 鳥などを呼び寄せるためであると考えられています。
葉の縁には三角状の明瞭で鋭い大きな鋸歯が不規則に並んでます。 葉の表面は薄い緑色で光沢があり、一度覚えると見分けやすい樹です。