ゴマギ(胡麻木)(レンプクソウ科ガマズミ属 落葉小高木)

                   
全国分布本州(関東地方以西)、四国、九州
県内分布低山地域から中国山地の低木林内や林縁に自生
 

   広島市近辺の低い山には見られません。中国山地に近い冷寒地の山地に自生しています。
   ガマズミの仲間なので円錐花序に白い花を多数付け、秋には赤い実をたくさん付けます。
   名前の由来:枝や葉を傷つけるとゴマのような香りがすることから。  


 

若い実 (2017/07/30 吾妻山)

 

 果実は8~10mmの楕円形の核果で、秋9~10月に赤色~黒色に熟します。熟すと果序の柄も赤くなります。 これは二色効果と呼ばれ鳥などを呼び寄せます。

 

若い実 (2017/07/30 吾妻山)

 

 山地や川沿いの湿地に自生し、樹高は3~7mになります。 (花は未観察ですが)4~5月、枝先に円錐花序をだし、白い花を多数付けます。

 

葉 (2017/07/30 吾妻山)

 

 葉身長6~15cmの卵形楕円形で、葉は対生します。葉の縁の上部には明瞭な鋸歯がありますが、基部近くにはありません。 葉をこするとゴマの強い香りがするのがゴマギの大きな特徴です。