全国分布 | 本州(秋田県~山口県の日本海側)、朝鮮 |
県内分布 | 備北山地の風衝地に自生 |
実は3~4cmの球形で仮種皮に包まれています。秋に熟すと仮種皮は紅色になります。仮種皮は甘くて食べられますが、種子は有毒です。 花期は3~5月で雌雄異株です。花も果実もイチイに似ています。雄花は淡黄色で雌花には緑色の鱗片に包まれた胚珠が1個あります。
葉は長さ1.5~2.3cmの線形でイチイに似ていますが、イチイのように2列にならず、やや輪生に並びます。
日本海側の高山や深山に自生し、樹高は1~2mになります。ハイマツと同様、風当たりの強い尾根に生えます。
鳥取県大山の山頂付近には群落があり、「ダイセンキャラボクの純林」として国の天然記念物に指定されています。 古くなるとイチイと同じように赤褐色になる。