カキノキ(柿の木)(カキノキ科カキノキ属 落葉高木)

 
                   
全国分布本州、四国、九州
県内分布瀬戸内の島から山間地の林内に自生。
 

  中国原産とされますが、日本自生説もあります。
  花は淡い黄色で可愛らしく、秋の紅葉も綺麗です。  


雌花 (2012/06/02 柚木城山)

 開花時期は5~6月で、葉腋に黄緑色の花をつけ、花冠は壺形で4裂し、裂片は反り返ります。 雌雄同種・雌雄異花で、雄花は2~3個ずつつき、雌花は1個だけ付きます。 雌花は長さ1~1.5cmほどです。

雄花 (2015/05/19 宮島)

 雄花は1cm以下と雌花の方が大きい。

実 (2017/10/26 魚切)

 品種改良されたものが各地で栽培される。

若い実 (2012/06/02 柚木城山)

 花弁が散った後で中央の子房が膨らんできています。

葉 (2015/06/23 大野権現山)

 葉は広い卵形で光沢が強いので見分けやすい。葉は互生し、縁は全縁です。

全体 (2014/07/01 康午)

 低地~丘陵の林内や林縁に野生化し、樹高は5~15mになります。

紅葉 (2016/11/10 市街)

 柿の葉の紅葉に関心を寄せる人は少ないかもしれませんが、この写真の様に色のグラデーションが出来てなかなか綺麗です。

樹皮 (2015/03/17 柚木城山)

 樹皮は網目状に裂けるのがカキノキの特徴です。 カキノキは本来中国原産と言われており、野山に自生しているものは鳥などの動物により、逸出したものと思われます。 ヤマガキはカキノキより葉が小形で、広島近郊の山に自生していますが、元々日本に自生していたものかは不明とのことです。