全国分布 | 北海道~九州 |
県内分布 | 低山地域から中国山地に自生 |
本属の中では花期が遅く、6月中旬です。5~6月、本年枝の先端から散房花序をだして、小さな白い花を多数つけます。
果実は6~8mmのやや扁平な卵状楕円形で、9~10月に赤く熟します。
温帯の低地から山地の林縁や明るい林内に自生し、樹高は2~4mになります。
①葉の先があまり尖ることなく鈍いのがガマズミで、葉の先が尾状に伸びて鋭く尖るのがミヤマガマズミです。 ②葉柄に毛が密生するのがガマズミで、葉柄に毛がまばらに散生するのがミヤマガマズミです。 ③葉の両面ともに毛があり特に脈状に多いのがガマズミで、葉の表面は無毛か長い毛を散生し、 葉の裏面では脈に沿って長い毛があるのがミヤマガマズミです。
葉は10cm内外のほぼ円形で、波状の鈍い鋸歯があり、葉や枝にざらつく短毛が多いことが特徴ですが、 葉形に変異が多く、細長い葉や小型の葉などがしばしば見られます。
花が散った後花枝だけになった姿が綺麗でした。この後、花枝の先が膨らんできて実になります。