ヒロハヘビノボラズ(広葉蛇上らず)(メギ科メギ属 落葉低木)

                         
全国分布本州、四国、九州
県内分布備北山地の蛇紋岩地に自生   

 

   主に中国山地に自生し、広島市近郊の山では見かけることはできません。
   猫山山頂にたくさん自生していました。可愛らしい花を付けますが、まだ花は未観察です。
   名前の由来:枝に刺が多いためヘビでさえ上れないだろう意味から。


 

実 (2017/06/25 猫山)

 

 果実は約1cmの楕円形で、10月に赤く熟します。 開花時期は6月頃で、総状花序に黄色の小さな花を10数個垂れ下げて付けます。 花弁と萼片は共に6枚で同じ色なので、萼片も花弁のように見えます。

 

葉 (2017/06/25 猫山)

 

 葉の先端は鈍いか丸く、基部は細くなってヘラのような形をしています。縁には刺状の細かい鋸歯があります。

 

刺 (2017/06/25 猫山)

 

 枝には稜や浅い縦の溝があり、各節には鋭くて長い刺が3~5個あります。

 

全体 (2017/06/25 猫山)

 

 山地に自生し、1~3mになります。花が終わった後の赤い実がたくさん付いていました。