全国分布 | 北海道、本州、四国 |
県内分布 | 県内に広く砂防用に植栽され、しばしば逸出 |
開花時期は4月頃で、雄花序は長さ4~6cmで枝先から1~3個が垂れ下がり、雌花序はすぐ下の葉腋に3~6個が総状に付きます。 つまりヒメヤシャブシは枝の一番先に雄花序が付き、雌花序は雄花序の付いている枝の下に付きます。 一方、オオバヤシャブシは逆で、枝の一番先に雌花序が付き、その下に雄花序が付きます。
日本かい分布型の樹木で、多雪地帯のやせた土地や崩壊地に多く自生する雌雄異花同株の落葉の小高木です。 オオバヤシャブシとともに植栽されることが多く、山地の崩壊地などによく生え、大きなものは高さ10mくらいになります。
葉身長5~10cmで縁には細かい重鋸歯があります。葉脈は表面で凹み、裏面に突起します。 葉の側脈数は20~26対あり、葉身長はオオバヤシャブシより小さいものの、側脈はかなり多い。 オオバヤシャブシの側脈数は10~16対です。ヤシャブシの仲間では花も果穂も葉も最小で、枝も細い。
果穂は1.5cmの楕円形で、10~11月に熟し垂れ下がります。