ビワ(枇杷)(バラ科ビワ属 常緑高木)

全国分布 本州(東海地方以西)、四国、九州
県内分布 石灰岩地などに自生状態のものが見られる

   自生のものは稀なので、殆どは逸出または植栽されたものです。
   真冬に花を咲かせる数少ない樹木ですが、茶色の萼部分が大きいので見栄えがしません。
   名前の由来:大きな葉の形が楽器の琵琶に似ているから。  


花 (2014/11/20 田方)

 開花時期は11~12月で、枝先に芳香のある白い花を蜜に開きます。果実は翌年の6月頃に黄褐色に熟します。 多くは逸出して野生化または稀に自生しており、樹高は10mほどになります。

花 (2014/12/19 田方)

 ごわごわした質感の大きな葉で、枝先に集まって互生します。葉柄は太くてごく短いことがヤマビワと違う点です。 側脈が深い皺となり、葉の表面はしばしば凸凹になります。鋸歯はやや低く、稀に全縁(鋸歯がない)の葉もあります。