ハシドイ(丁香花)(モクセイ科ハシドイ属 落葉小高木)

全国分布 北海道、本州、四国、九州
県内分布 東部山間地に極めて稀に自生

   広島県での自生は極めて稀なので出会える機会が少なく残念です。
   日本産のハシドイは花が白色なので華やかさはありませんが、純白の総状花序は美しい。
   名前の由来:木の枝先に集まって花が咲くことから「端に集う」が転訛。  


花(2016/06/14 北大植物園)

 写真のハシドイは日本固有種ではなく、花の色がピンク色のヒマラヤハシドイです。 この北大の植物園には全世界のハシドイが植栽されており見事でした。

花 (2016/06/14 北大植物園)

 ハシドイは、日本産のライラックで、6~7月、前年枝の先に大形の円錐花序を出して、香りのよい白い花をびっしり付けます。 山地の林内や岩場にやや稀に自生し、樹高は6~7mになります。樹皮は灰白褐色で桜に似ています。 葉は長さ6~10cm、幅5~6cmのカキノキに似た広卵形で、葉の縁は全縁(鋸歯がない)で対生します。 蒴果は長さ1.5~2.5cmの狭長楕円形で、2つに裂開します。

蕾 (2016/06/14 北大植物園)

 この写真は日本固有種のハシドイでまだ花は蕾です。日本以外のハシドイに比べ花の咲く時期が遅いようです。

 

全体 (2016/06/14 北大植物園)