ハマヒサカキ(浜姫榊)(サカキ科ヒサカキ属 常緑低木 雌雄異株)

全国分布 本州、四国、九州
県内分布 瀬戸内の島から沿岸部の海岸林に自生

   冬にヒサカキに似た白くて小さい花をたくさん咲かせます。
   瀬戸内の島から沿岸部の海岸林に自生するようですが、まだ自生は観察できていません。
   名前の由来:海岸近くに多く自生するヒサカキの意。


雄花 (2017/11/28 平和通り)

 開花時期は10~12月で、冬にヒサカキに似た花を付けます。葉腋に緑白色の小さな花を数個付けます。 雌雄異株で雌花は雄花より小形です。雄花には雌しべはなく、多数の雄しべだけが付いてます。 雌花(未観察)には雄しべはなく、1個の雌しべだけが付いていて花柱の先端は3裂しています。 果実(未観察)は直径約5mmの球形で、花期と同時期の冬に黒く熟します。果実もヒサカキによく似ています。

雄花 (2017/11/28 平和通り)

 ヒサカキほど強くありませんが芳香があります。

葉 (2017/11/28 平和通り)

 葉身長2~5cmの倒卵形で、枝によく揃って並び、表面は凹凸が目立つ。葉脈は窪み、葉の両端はしばしば裏側に反る。 葉の質は硬く、葉先は凹む。

全体 (2015/06/23 大野自然観察)

 暖地の海岸に自生し、しばしば群生し、樹高は1.5~5mになる。

樹皮 (2015/06/23 大野自然観察)