ウスギヨウラク(薄黄瓔珞)(ツリガネツツジ)(ツツジ科ヨウラクツツジ属)

 
                   
全国分布本州(静岡県西部・石川県以西)、四国(徳島県)
県内分布低山地域から中国山地にかけて広く自生
 

   広島市近郊の野山に自生しているようですが、個体数は少ないようで、あまり見かけません。
   花はスノキやネジキなどと同じ釣鐘型ですが、長細い特徴のある形をしています。
   名前の由来:「ウスギ」は花の色が薄いことで、「瓔珞(ヨウラク)」は花が仏像の首に
         かける玉飾りに似ていることから。  

   

花 (2015/05/05 石ケ谷峡)

 開花時期は5月頃で、枝先に淡い黄色を帯びた白い花を3~7個集まって付けます。花は筒形で筒先は浅く5裂します。 花が淡紅色のものもあます。

花 (2017/05/02 三段峡)

 山地の林縁や林内、岩場に自生し、樹高は1~2mになります。沿岸部や島嶼部では見られません。

花 (2015/05/05 石ケ谷峡)

 花は観賞価値が高いとのことです。(未観察ですが)果実は5~7mmの球形で、8~9月に熟します。

葉 (2017/05/02 三段峡)

 葉身長2~5cmの楕円形で、葉表と縁には毛が散生します。葉は枝先にやや輪生状に互生し、縁は全縁です。 葉裏は白っぽい。