全国分布 | 本州(宮城・新潟県以西)、四国、九州、沖縄 |
県内分布 | 低山地域から中国山地に自生。稀に沿岸部や瀬戸内の島にも自生。 |
開花時期は4~5月頃で、雄花序を垂らして、上部の葉腋に緑色の雌花序を1個付けます。
雄花序は長く垂れ下がるのでよく目立ちます。雌花序は短くて小さく新枝の先の方に付けますが目立ちません。
山地に自生し、高さ約20mに達します。
葉は、革質で互生し、被針形または長楕円状披針形の長細く、ふちが波打つ特徴を持っています。
葉柄を除く葉の全長1/3~2/3程度に鋭い鋸歯があり、葉先方向に大きく突出しています。
葉はシラカシとよく似ているので区別が必要:
①ウラジロガシの鋸歯は粗く針の様に突出しています。シラカシの鋸歯は硬くて鋭いですがウラジロガシより短かい。
②ウラジロガシの成葉裏側は白味が強いのですが、白味の乏しい場合もあり、この特徴のみに頼らないほうがいい。
③ウラジロガシの葉表の主脈と側脈は隆起していることが多い。
④ウラジロガシの葉裏には短毛が散生しますが、シラカシの葉の裏側はほぼ無毛です。
ウラジロガシの和名は、葉の裏が白いことに由来しますが、葉の裏側が必ず白くなるとは限りません。