オオヤマレンゲ(大山蓮華)(モクレン科モクレン属 落葉低木)

 
                 
全国分布本州(新潟県、群馬県以西)、四国、九州
県内分布中国山地のブナ林中にきわめて稀に分布
 
 

   自生地は中国山地の中でも標高の高い地域に限られており、且つ個体数は多くありません。
   樹木に咲く花の女王とも言われており、モクレン科の花同様純白の大きな花を咲かせます。
   名前の由来:ハスの花(蓮華)に似た白い花を咲かせることから。  


花 (2013/06/23 天狗石山)

 開花時期は5~7月で、枝先に白色で直径8~10cmの芳香のある花を下向きに付けます。 外側の花被片3個は短い萼状で内側の6~9個は花弁状です。 中国山地の深山に自生し、樹高2~4mになります。

花 (2013/06/01 大分県九重)

 オオヤマレンゲは個体数も少なくしかも山地の山深い場所に自生することが多く、 花期も梅雨の頃なので出会える機会は限られてきます。

実 (2020/07/30 大分県九重)

 果実は袋果が集まった集合果で9~10月に熟し、熟すと袋果が裂け、2個の赤い種子を白い糸で吊り下げます。

葉 (2015/05/22 大分県九重)

 葉は枝先に集まって互生し、コブシやハクモクレンより幅広い葉形で、やや厚くて硬い。