全国分布 | 本州(関東地方南部~紀伊半島)、沖縄 |
県内分布 | 逸出 |
開花時期は3月頃で、雌花序は雄花序より上に付きます。ヤシャブシ類の中で唯一、葉、雌花、雄花の順に付きます。 この写真では葉が展開してきており、雌花は受粉して赤い色になっています。雌花序には長さ1~2cmの柄がありますが 雄花序には柄がありません。
葉はまだ展開していなくて、雌花もまだ受粉していない状態です、雄花が花粉を出し始めたばかりと思います。
雄花序には柄はありません。
冬には茶色の果穂と緑色をした雄花の冬芽が一緒に付いています。 果穂はヤシャブシ類の中で最も大きく、1個ずつ付くことがヤシャブシとの違いです。
これは雌花が受粉した後の若い果穂です。 葉は互生し、平行に並ぶ多数の側脈が目立つことがヤシャブシ類の特徴です。側脈は12~16対あります。
上に葉と雌花の冬芽が付いており、その下に雄花の冬芽が付いています。
海岸近くの山地に多く自生し、高さ5~10mになる。やせ地でもよく育ち、崩壊地などに侵入します。 このため、県内では砂防用に広く植栽され、しばしば逸出しています。