アサノハカエデ(麻の葉楓)(ムクロジ科カエデ属 落葉高木)

全国分布 本州(宮城・新潟県以西)、四国
県内分布 中国山地の高所に稀に自生

  芸北町の恐羅漢山の頂上付近には多く自生するとのことですが、まだ観察できていません。
  カエデの中では比較的高い山に自生し、葉柄が長いのが大きな特徴です。
  名前の由来:葉の皺が麻の葉に似ていることから。  


葉 (2015/06/08 神奈川県 天城山)

 葉は対生し、直径5~10cmで、比較的きれいに5裂しますが、時に7裂します。縁には比較的揃った大きさの重鋸歯があります。 葉脈は表面で凹み裏面に隆起し全体に皺が目立ちます。 開花時期は5~6月で、短い総状花序に淡黄緑色の花を付けます。雌雄異株で雌花序の基部には1対の葉がありますが、雄花序にはありません。 翼果は長さ約2.5cmでほぼ水平に開きます。

新緑 (2015/06/08 神奈川県 天城山)

 冷温帯の山地の多少湿った林内に自生し、樹高は7~10mになります。樹皮は灰褐色で滑らかです。

 

葉 (2012/08/15 愛媛県 石鎚山)