全国分布 | 本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄 |
県内分布 | 瀬戸内の島から沿岸部の社叢や谷に自生 |
果実は直径5mmくらいの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、11~1月に真っ赤に熟します。別名一両とも呼ばれます。
(未観察ですが)開花時期は4-5月で、葉の脇に白い小さな花を1-2輪付けます。花の形は漏斗状で花弁は4枚あります。
葉身長7~20mmの卵形で、縁は全縁です。葉の質は硬くて表面には光沢があります。大小の葉が1対ずつ交互に対生して付く傾向があります。 葉の脇には8~20mmの葉と同じ長さの短枝の変化した鋭い棘が1対あり、目立ちます。
暖温帯・亜熱帯の沿海から低山の照葉樹林内に自生し、樹高は30~60cmになります。 広島県では比較的珍しい樹木で、個体数も少ないようです。宮島、倉橋島などで自生が報告されています。